若かりし頃
陸上競技に没頭し
毎日20km以上の距離を走り
生活全部がランニングだった
頑張って頑張って頑張って
やっと辿り着いたところが
全国大会で7位だった
これだけ頑張って
その上の成績を出そうとしたとき
「もうすぐ届く」
とは思えず
日本の上位と自分との差は
まるで次元が違うと感じた
頑張る世界の延長線上では
とうてい到達できる領域ではないと感じた
才能とか
生まれ持った能力とか
そういうことでは
説明がつかない何か秘密があるはず・・・
現役時代
その秘密がわからなかった
今は
その違いがわかった感じがしている
(まだまだだが)
現役時代に
この感覚があれば
日本一になれたかどうかわからないが
自分の記録はまだまだ伸びただろうし
すくなくとも怪我の量は減っただろうし
燃え尽きることもなかっただろう
今日の話の核は
「観念の中で頑張って生きる世界」と「自分らしく生きる世界」がある
ということ
その2つの世界は
天動説と地動説
のような差があるということ
パラダイムシフト
そして
どちらで生きるかは
自分で選んでいる
ということ
なにか特別なことではなく
勉強のやり方
1日の過ごし方
仕事の覚え方
人間関係
すべて
頑張る電車にはたくさんの人が乗っている
「みんな一緒」という変な安心感がある
電車の窓からは
「自分らしく生きている人」が見える
自分らしく生きるのは
この電車から降りる勇気がいる
「みんなと違う」
というだけでストレスを感じるもの
例えば
いわゆる不登校の子
「みんなと違う」 v.s. 「自分の感覚」
ストレスをかかえながら
自分の感覚に従いつつ
その自分の感覚すら疑いながら
自己否定しながら生きている
この子にとって大切なことは
学校に行くか行かないか
の前に
自分の感覚をわかってくれる人の存在
自分のままでいいんだと実感できること
ここに気がついた人
ここが感覚的にわかる人
そんな人の場所に
親子塾がなってきているように感じている
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