「こうすれば、ああ言われるだろう」
こんなくだらない感情のために
どれだけの人が
やりたいこともできずに
死んでいくのだろう
by ジョン・レノン
「こんなくだらない感情」
とジョン・レノンは言うけどさぁ
と思っていたときがあった
今から10年前
人の評価ばかり気にしてて
人の顔色ばかり気にしてて
いい人でいたくて
批判されたくなくて
失敗したくなくて
けど
その考え方が失敗で
その生き方が失敗だったと
今ならわかる
箱の中のルールと
箱の外のルールは
まったく違うから
他人の言葉に
親や兄弟の言葉に
先生や大人たちの言葉に
権威ある人の言葉に
それが正しいと信じて生きてきたが
自分の心が死んでいった
周りからは褒められたが
自分の心はなにも感じなくなっていた
あるとき
このフタが開いた
自分の心に従って生きようとしたら
怖くて動けなかったし
今までの自分の人生を全否定する感覚で動けなかったし
「お前には無理」「そんなこと考えるな」とかいう言葉がどこからか聞こえてきて動けなかったし
お金の不安が膨大に出てきて動けなかったし
自分で選んだら自分の責任になるから無かったことにもしてたし
できない理由ばかりが出てきたり
人のせいにしてたり
そんなふうに育てた親のせいにしてたり
今ならわかることも
その真っ只中にいるとまったくわからない
あのときの自分に
今の自分が伝えられることがたくさんある
けど
あのときの自分は
どんなに貴重なアドバイスも
「被害者意識」というフィルターが邪魔をして
自分の人生の運転席に座っていなかったので
等身大に受け取ることができなかっただろう
なので
あのときの自分に今伝えるとしたら
「いろいろあるだろうけど大丈夫。目を覚まさせよ。お前には力があるから」
というくらいのことを言うのが精一杯だろう
今、親子塾には
目を覚まし始めている子ども・若者やその親たちが集まってきている
箱の中でうまくやろうにも
自分の心に嘘をつけないで苦しんできて
自分を否定して苦しんで
不思議なご縁に導かれて
親子塾にたどり着いたような感覚がある
「やっと仲間に出会えた」
そんな感覚なのではないだろうか?とふと思う
箱の中より箱の外がいいよ
と言っているのではない
箱の外は箱の中も含んでいるので
そのことに気がついて
目を覚まし始めると
どこにいても自分らしく生きられる
「こうすれば、ああ言われるだろう」
こんなくだらない感情
とわかるのは、自分は眠っていたんだ!と気がついて
目が覚めたときなんだと思う
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