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  • けん

自分はどうしたいか?



その頃の目標は



「速く走ること」





あの頃の僕に


「あなたはどうしたいのですか?」




と質問したら




なんの迷いもなく


なんの疑いもなく


「速く走れるようになりたい」


と答えていただろう






今ふと思い出すと


そもそも「走る」ことが前提で


目先のことしか考えていなかった






なにか


心の奥底から「やりたい」ことなんてなく




「なにが好きなのか?」


なんて考えたり、感じている暇すらなく





「僕には走ることがある」


という執着だったんだということがわかる





「自分がやりたいことなんだ」と


思い込ませていたような感覚が残っている






学校にさえ行っていれば


部活さえやっていれば


会社にさえ行っていれば



とりあえずOKみたいなのに似ていて





走ることが好きなのか?嫌いなのか?


さえ感じることなく


生まれつき、ただただ速く走れただけだった





今、感じていることは


「走ることは実は嫌いだったんだ・・・」


というもの






嫌いなことをずーっとやってきた






あるとき


走ることを


「楽しい!」「しあわせ」


と感じることができた体験がある





そう思えたのは


『感じる』ことがきっかけだった






苦しく嫌いなランニングは